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安全・高精度に時刻同期を自動化|タイムサーバの用途に合わせた選び方

安全・高精度に時刻同期を自動化|タイムサーバの用途に合わせた選び方

タイムサーバの用途に合わせた選び方をご紹介します

専用NTPサーバによる時刻同期といえば、これまではセキュリティへの配慮が必要な一部の大手企業での利用が中心でした。しかし、近年のテレワークの普及やDX推進などにより、急速にICT技術を利活用するシーンが多くの企業で一般化しはじめており、それに伴い様々な業種・規模の企業で「時刻同期」への注目度が高まっています。また、近年増加しているサイバー犯罪対策の観点からも時刻情報の正確性は重要視されはじめています。

これまであまり重要視されてこなかった時刻情報の不一致により、せっかく導入したICT機器の信頼性・正確性が担保できず、システムごと・部門ごとにデータが分断され統合的なデータ利活用が思うように進まないケースがあります。特に、社内機密データを管理するサーバなどセキュアなネットワーク環境が必要な場合には、時刻同期へのコストや手間などのハードルがあり導入に二の足を踏む企業も少なくないでしょう。

よりコストを抑え、より容易に、さらなるICT技術の活用による業務の効率化や負担軽減のための「タイムサーバ」の導入をお手伝いいたします。

1. タイムサーバの導入メリット

2. 導入イメージと特長・ご利用用途

■ 防犯カメラ・入退室管理の時刻補正|記録情報の精度向上

防犯カメラや入退室管理にはセキュリティ性の高い情報が保存されており、コンプライアンスのため外部の公開NTPサーバに接続させないのが一般的です。
しかし、証拠データとしての信頼性を確保するために手動で時刻合わせを行うには業務負担が大きくかかります。
タイムサーバを導入することで、カメラやレコーダの時刻同期をセキュアな環境で自動で行うことができ、記録情報の信頼性向上や業務負担軽減が図れます。

特長・用途/金融機関(ATM)・駐車場・空港などでの利用者記録、工場などでの入館者記録

■ 放送設備・電話設備の時刻補正|正確な時刻で機器運用

システム機器の内蔵時計を利用して運用している場合、時刻のズレは必ずと言っていいほど発生してしまいます。
たとえば館内への一斉放送や、電話応答の自動切替など、本来は営業終了前にもかかわらず、顧客に誤った時刻で業務終了を案内してしまう恐れもあります。
タイムサーバにより正確な時刻でシステム機器を運用することで、企業の信頼性確保やトラブル低減に繋がります。

特長・用途/チャイム・館内放送の時刻補正、電話の自動応答切替の正確な運用

■ 社内システム・データベースの時刻補正|データ活用・分析による業務効率化

生産現場での組立・加工などの各種ログや、コールセンターの取引記録、システムでの勤怠管理など、ICT技術の利活用増加に伴いサーバには膨大なログデータが保存されている一方、セキュリティ性の観点から閉ざされたネットワークでの運用が多く時刻情報など正確性に問題があります。
タイムサーバによる時刻同期で各種データの整合性が取れ、データ利活用による業務改善・効率化を推進できます。

特長・用途/受発注システム、勤怠管理システム、FA制御システムなどの正確な運用

■ ネットワーク機器の状態監視|障害管理・対応の迅速化

セキュリティ性を確保するために閉ざされたネットワークで運用しているシステム機器は、その重要性から障害発生時の迅速な対応も求められます。
正確な時刻でネットワーク機器の動作ログが記録できていないと、実際に障害が発生した時刻と、記録された動作ログの時刻が合わず、原因の調査・把握が難しくなるため、時刻補正は重要です。
また、時刻補正機能だけでなく、SNMPによるネットワーク監視やping監視といった対象機器の稼働監視ができる機器を選定することで、万が一システムに障害が発生した際にも、迅速に察知でき障害対応を進めることができます。

特長・用途/ルータやレコーダなどネットワーク機器の障害把握、異常検知時の外部機器への表示・通知

3. タカコムの製品ラインナップ

  時刻補正機能 監視機能
製品名 アンテナ 時刻ソース NTP/SNTP 接点出力 SNMP ping監視
TSG-100 本体内蔵型
(屋内仕様)
GPS/QZSS
TSG-M10 アンテナ分離型
(アンテナ防水防塵性能:IP55)
GPS/QZSS

当社製品についてのご不明点は、下記よりお問い合わせください。