時刻情報の精度向上でセキュリティ対策強化|タイムサーバの導入メリット
防犯カメラは、ATMや駐車場などでの防犯や利用者のトラブル防止、街頭での監視・防犯抑止などに使用されていましたが、近年では社内コンプライアンス強化のために、食品業界の「フードディフェンス」をはじめとした従業員の監視にも利用されるケースが増えています。証拠情報としての利用するためには、時刻情報の正確性は不可欠です。
また、サイバーセキュリティ対策が企業の喫緊の課題となる中、ログの監視や改ざん防止を強化するためタイムスタンプの精度も重要視されています。
危機管理対策としても注目されはじめた「時刻情報の精度」を保つことで得られるメリットの一例を紹介します。
タイムサーバの導入メリットとは?
記録情報の正確性・信頼性を確保できる
防犯カメラやレコーダーは、映像記録の漏えい防止の観点から閉ざされたネットワークで運用されることが多く、そのためレコーダーの時刻補正が課題の一つに上げられます。
万が一の際に証拠としての信頼性を確保するために高い精度で時刻同期を自動化できるとともに、複数の閉鎖ネットワークへそれぞれ導入しても費用負担を抑えられるコスト感もタイムサーバ選定に不可欠です。
サイバーセキュリティ対策強化につながる
外部からのサイバー攻撃や、内部関係者による不正アクセス・機密情報流出など、デジタル化が急速に進むとともに企業のサイバーセキュリティ対策の強化も急務です。
システム機器の時刻補正には公開NTPサーバの利用が一般的ですが、近年NTPを悪用したDDoS攻撃が急増しており、リスク回避のために自社専用のタイムサーバ導入が進んでいます。
また、アクセスログやネットワークログ、データ持ち出しなど、各種ログデータを監視する上で、正確な時刻でのシステム機器運用は不可欠です。情報セキュリティ対策を強化し適切に運用することで、従業員による内部犯罪の抑止にも繋がります。
機器監視で障害対応を迅速化できる
正確な時刻でネットワーク機器の動作ログが記録できていないと、実際に障害が発生した時刻と、記録された動作ログの時刻が合わず、原因の調査・把握が難しくなるため、時刻補正は重要です。
また、タイムサーバには対象機器の監視機能を備えたモデルも用意されています。ネットワーク機器に障害が発生した際にSNMPマネージャーとして機能し、障害が発生した機器を把握できるため、迅速な障害対応を進めることができます。
セキュリティ対策強化に最適なタイムサーバとは?
NTP/SNTPおよび接点で時刻補正、SNMP/ping監視にも対応|TSG-100
NTP/SNMPおよび接点出力で時刻同期、高精度なGPS/QZSSの時刻ソースでシステム機器の時刻を正確に保つことができます。
また、機器監視にも対応できネットワーク機器の異常時には本体LEDとアラーム音で通知、回転灯などの外部機器との連携も可能です。
屋外仕様/多彩な電源対応で設置場所を問わず導入可能|TSG-M10
NTP/SNMPおよび接点出力で時刻同期、高精度なGPS/QZSSの時刻ソースでシステム機器の時刻を正確に保つことができます。
本体はキャビネットBOXにも収納できる小型設計、アンテナは屋外仕様、電源はPoE/DC12V/AC100Vに対応で、屋外の防犯カメラへの使用にも最適です。
ビジネスのお悩み解決につながる「タイムサーバ」の活用をぜひご検討ください。