メールプロバイダがOCN(個人契約)等の場合に、メール送信の失敗が発生し、通知登録したメールが送信できない現象となる
(補足説明)
メールサービスの安定を目的(迷惑メール防止等)として、メールサーバ側で一度に大量のメール送信を行うことを制限していることがあります。
設置当初は通知登録した全てのメールが送信できていても、メールサーバ側のシステム変更により、ある時期から急にメールが送信できなくなる場合があります。 なお、動作例として、登録した全数のメールが送信に失敗するわけではなく、【2通送信OK⇒数通送信NG】を繰り返す動作となります 。
また、OCN以外のメールプロバイダでも同様の現象が発生する可能性があります。
メールプロバイダがOCN(個人契約)等の場合、メール送信とメール送信の間隔を1秒あけることで正常に送信できることが確認されています。対処方法は、ARS-800 PCソフトにて「送信ウェイト時間」の変更により対処可能です。
ご利用されているARS-800本体とARS-800制御用ソフト(以下 ARS-800 PCソフト)の各バージョンの組み合わせを確認した上でARS-800 PCソフトを操作してください。
組み合わせ | ARS-800本体 | ARS-800 PCソフト | 対応可否 |
---|---|---|---|
1 | Ver.3.17以降 | Ver.4.02以降 | ○ |
2 | Ver.3.17以降 | Ver.4.01以前 | × |
3 | Ver.3.15以前 | Ver.4.02以降 | × |
メニュー画面「設定・登録」→「初期設定」→「メール設定」→「送信設定」タブの【送信ウェイト時間】を[なし]から[1秒]に変更する。
(参考)OCNメールサーバ設定について
OCNメール契約(個人契約)時にOCNから案内されたメールサーバアドレスと、現在のOCNメールのホームページに記載されているメールサーバアドレスが異なる場合があります。
例として、OCNメールのホームページに記載(2015/12/24現在)されているメールサーバアドレスは以下となっています。メールサーバアドレスが異なる場合は、本対策に併せてメール設定を変更してください。
メール設定 | 現在の設定 | |
---|---|---|
送信設定 | SMTP サーバ | smtp.ocn.ne.jp |
POP3サーバ | pop.ocn.ne.jp | |
SMTP認証 | SMTP 認証 | 587 |
POP3ポート | 110 |