音声認識機能搭載 音声データ集中管理システム
VR-TR910CES
各拠点の通話録音装置から音声データを収集
全文テキスト化に対応!
主な特長
音声データを収集してテキスト化
- 同一ネットワークに接続された最大500台の通話録音装置や各種サーバの音声データを収集して全文テキスト化。通話内容をテキスト検索でき、業務効率化・通話分析に活用できます。
※ 収集する音声データは、ステレオ録音および最高音質の保存形式でのご利用を推奨します
※ テキスト化処理は音声認識サーバ VR-TRS210(別売)にて対応 - すべての通話をテキスト化する必要が無く、目的の通話のみ迅速にテキスト化したい場合は、必要な通話を選択して任意にテキスト化することができます。テキスト化する音声データ量を絞ることで、音声認識エンジンのライセンス数を抑えることもできます。
※ 音声認識のテキスト化は「全文テキスト化」と「選択テキスト化」のいずれかの選択となります - 収集した音声を圧縮して保存できます。保存時間に合わせて3つのタイプ(VR-TR910CES 13RR/VR-TR910CES 37RR/VR-TR910CES 68RR)から選べます。
▼圧縮形式による最大録音時間
標準 (G.726 8kHz 2bit) |
高音質 (G.726 8kHz 4bit) |
最高音質 (G.711 μ-law 8kHz 8bit) |
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モノラル | ステレオ | モノラル | ステレオ | モノラル | ステレオ | |
VR-TR910CES 13RR | 約13万時間 | 約6.5万時間 | 約6.5万時間 | 約3.2万時間 | 約3.2万時間 | 約1.6万時間 |
VR-TR910CES 37RR | 約37万時間 | 約18.5万時間 | 約18.5万時間 | 約9.2万時間 | 約9.2万時間 | 約4.6万時間 |
VR-TR910CES 68RR | 約68万時間 | 約34万時間 | 約34万時間 | 約17万時間 | 約17万時間 | 約8.5万時間 |
永久ライセンスの高性能の音声認識エンジンを採用
- ニュアンス・コミュニケーションズ社の音声認識エンジン「Nuance Transcription Engine」を搭載。
- 音声認識エンジンのライセンスは初回費用のみで、従量課金制などのランニングコストが不要。アップグレード・サポートは1年間付属しており、2年目以降の更新(有料)もできます。
- 単語リストとして「変換する単語」と「類似単語」を登録することにより、音声認識時に類似単語を任意の文字に自動変換できます。
ドメイン言語モデル機能
- 業界特有の用語を含むテキストデータを登録することで、認識率の向上を図ることができます。
追加辞書(Add Words)機能
- 会社名、製品名、業界用語などの単語を登録することで、認識率の向上を図ることができます。
■音声認識について
音声認識とは、人間が話した声を解析し文字(テキスト)に変換する技術です。
→ 音声認識の詳細はこちら
■アドバイザリーサービス(オプション)
更なる認識精度の向上として、ご利用される通話内容に対応したドメイン言語モデルを当社が作成するオプションサービスです。
→ アドバイザリーサービスの詳細はこちら
通話内容を音声とテキストで確認
- Google Chrome/Microsoft Edgeで、多彩な検索ができます。
検索機能
- 日時、電話番号などの通話情報、録音時に付加される情報などを指定し的確な絞り込みができます。
- あらかじめ設定した「NGワード」「必須ワード」や、任意で入力できる「フリーワード」などの発話内容を抽出することで、オペレータ教育などに利用できます。
再生機能
- テキストを確認しながらの音声再生、認識結果のテキスト編集、指定した通話をテキスト出力(CSV形式)などが可能です。
- 1通話のテキスト全てを表示・コピーできる「テキストコピー」機能により、認識結果のテキストを簡単操作で活用できます。
- 「はい」「はいはい」「あぁ」などの相槌を除去できる「ケバ取り」に対応、相槌により見づらい応対内容を⾒やすく表示できます。
- テキスト表示されるアラビア数字を「*」に自動変換してマスキングすることができます。お客様の口座番号や電話番号などの個人情報を、テキストに残さないようにできます。
辞書セルフメンテナンス機能
- 再生画面上でテキストの誤認識を編集して、ドメイン言語モデルへそのまま追加登録ができます。簡単に音声認識エンジンのメンテナンスができ、認識率の向上を図ることができます。
応対品質診断でオペレータ教育に活用
- 「発話品質スコア」「発話率」「話速」「かぶり回数」「あいづち回数」「NGワード数」「必須ワード数」といった診断項目を、通話ごとに数値化することができます。
- 指定する内線番号やオペレータID毎に、応対品質の合計値や平均値を解析画面として表示でき、評価や教育にご利用いただけます。
※PBX連携モデルから収集した音声データのみご利用いただけます
- 解析結果は、CSV形式でデータ出力できます。
「応対品質診断採点ツール」サンプルファイルの無償提供のご案内
解析結果のCSVデータの活用事例として「応対品質診断機能」の各診断項目の結果を総合的に採点するツールを無償提供しています。
EXCELマクロで作成したサンプルファイルです。参考にしてください。
◆概要はこちら → 概要書
◆ダウンロードページはこちら → ソフトウェアダウンロード
▼解析画面例
▼診断項目
診断項目 | 観点 | 表示範囲 |
発話品質スコア | お客様が聞き取りやすい話し方をしているか、数値で表示します。(滑舌がしっかりしている、声量が適正など) | 表示範囲:0〜5.0 推奨値:4.0以上 |
発話率 | オペレータが一方的に話しているのか、お客様が話を聞いているだけになっているのか割合を数値で表示します。 | 表示範囲:0〜100% 計算式:送話時間÷(送話時間+受話時間) |
話速 | 適正なスピードで話をしているのか、数値で表示します。 | 表示内容:***文字/分 送話の発話した1分平均の文字数(平均) 推奨値:300文字 |
かぶり回数 | お客様が話しているのに上からかぶせて話していないか、回数で表示します。 | **.**回 1分あたりの平均回数 |
あいづち回数 | 適切なあいづち回数で会話ができているか、回数で表示します。 | **.**回 1分あたりの平均回数 |
NG/必須ワード数 | 問題のある発話をしていないか、必須ワードが話せているか、回数で表示します。 | 1通話あたりの回数 |
※送話側の発話が対象となります。受話側(お客様)の発話は対象外となります。
Web APIでの外部システム連携
- 外部システムからWeb APIを実行することでCRM画面などから容易に抽出したい通話の音声再生、テキスト表示ができます。
- 連携するCRMシステムへの実装が容易で、開発期間を短縮でき構築コストを低減することができます。
AIなど各種システム連携に対応
- 通話録音された音声ファイルの「通話データ」と、テキスト変換された「テキストデータ」を、1日ごとにZIP圧縮で任意のフォルダに自動出力できます。外部システムと連携して、音声ビッグデータを容易に活用できます。
- AIやCRM、テキストマイニングなど様々なソリューションとの連携が可能。膨大な電話応対 内容の通話データ・テキストデータをVOC活用・チャットボットのシナリオ作成・FAQ作成支 援システムなどに利用することで、業務効率化を強力にバックアップします。
▼外部システムとの連携イメージ
音声データ・テキストデータのバックアップに対応
- テキスト化が完了した音声データやテキストデータをRDXドライブにセットされたRDXカートリッジにバックアップすることができます。
- RDXカートリッジに保存された音声データ、テキストデータは本装置にリストアすることでWeb ブラウザから検索・再生できます。
※RDXカートリッジに保存されている音声ファイルを直接Webブラウザで検索・再生することはできません。
セキュリティ機能
- Windowsのドライブ暗号化機能(BitLocker)によるHDDの暗号化に対応。PCI DSS対応など、音声データ管理のセキュリティを向上できます。
- パスワードの世代管理に対応。パスワードの変更時に、一度利用したパスワードを指定した回数(最大24世代)再利用できないように設定できます。
システムイメージ
※対象の録音装置は下記仕様参照
主な仕様
収集対象装置 | ■通話録音装置 VR-755/765/750/760/710/720シリーズ VR-800VoIPシリーズ VR-900シリーズ VR-500シリーズ VR-L140シリーズ VR-MP100シリーズ ■通話録音サーバ VR-900VLA SV/VR-800VLA SV ※1 ■対面録音サーバ VR-FTF10VLAシリーズ |
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収集台数 | 最大500台 | |
録音 | 録音時間(媒体) | VR-TR910CES 13RR:最大約13万時間(HDD RAID5) VR-TR910CES 37RR:最大約37万時間(HDD RAID5) VR-TR910CES 68RR:最大約68万時間(HDD RAID5) ※標準モノラル時 |
バックアップ時間 | 約10万2,000時間(RDXカートリッジ RDX-1000) ※標準モノラル時 |
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検索再生 | クライアントOS ※2/3 | Windows 11 /10 日本語版 |
同時ログイン数 | 500ユーザー | |
対応ブラウザ ※3/4/5 | Google Chrome/Microsoft Edge ※6 | |
検索 ※7 | フリーワード/NGワード/必須ワード、フリーワード/NGワード/必須ワードの送受話選択、日時指定、相手先番号、自番号、発着信区別、通話時間、表示名、再生フラグ、メモ、分類、オペレータID※8、オペレータ名※8、内線番号※8、内線名※8、グループID※8 | |
再生 ※7 | 送受話分離、リピート、メモの追加、分類設定、WAVコピー、テキスト表示、テキスト出力、テキスト編集、選択テキスト化、ドメイン言語モデルへ追加 | |
音声認識エンジン ※9 | Nuance Transcription Engine(対応言語:日本語) | |
音声認識処理 ※9 | 全文テキスト化(通話終了後に随時)、選択テキスト化 | |
TRライセンス ※9 | 最大:24※10(初期:1) | |
自動テキスト保存 | 毎日5:00にHDDへ保存(Local)、毎日6:00に外部サーバの共有フォルダへ保存(Remote) | |
HDD暗号化 | BitLocker | |
セキュリティ | ユーザーID/パスワード ※IDパスワード毎に操作権限を設定可 | |
アラーム通知 | 画面表示、外部端子、アラーム音、メール送信、SNMPトラップ、アラーム監視ソフト | |
時刻修正機能 | NTP |
※1 サーバソフト(VR-900VLA/VR-800VLA)は除く
※2 Windows11/10 のS モードおよびARM 版Windows 11/10 は対象外です
※3 メーカーサポートが終了しているバージョンのOS、Webブラウザ、およびアプリケーションは対象外です
※4 JavaScriptが動作する環境で使用してください
※5 同一のクライアントPCにおいて、異なる種類のWebブラウザを同時に使用すると正常に動作しません
※6 Chromium版のみ対応
※7 通話録音装置の接続回線・接続方式により使用できない場合があります
※8 PBX連携モデルからの収集データのみ
※9 VR-TRS210に搭載
※10 VR-TRS210を3台連携した場合
※ 製品の仕様は予告なく変更することがあります。※ 記載の社名・商品名は各社の商標または登録商標です。
別売品
音声認識サーバ
VR-TRS210
音声データ集中管理システム VR-TR910CESに収集した音声データのテキスト化処理に対応します。
TRライセンス
TR-NTEL-1
音声認識サーバ VR-TRS210に最大8ライセンス(標準で1ライセンス搭載、最大7ライセンス追加可能)まで搭載できます。VR-TR910CESにVR-TRS210を最大3台まで連携できるため、最大24ライセンスまで利用できます。
ラックマウント型キーボード/モニタ
RDXカートリッジ
テキスト化が完了した音声データやテキストデータのバックアップ媒体です。